キウイは腐るとどうなるの?味や見た目など詳しく解説します

キウイが茶色や黒く変色していると、果物が腐っているのかどうか不安になりますよね。でも実は、茶色や黒く変色していても、それがすべて腐っている訳ではありません。本記事では、キウイが腐っているかどうかを見分ける方法について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください!

キウイは腐るとどんな風に変色する?【見分け方】

赤茶色に変色した場合、キウイは完熟を過ぎて傷み始めている可能性が高いです。中心部が変色していることが多いため、切って初めて状態が確認できることがほとんどです。ただし、赤茶色に変色しただけでも食べることはできますが、以下のような特徴が見られる場合は腐っている可能性が高いので、摂取を避けるべきです。

こんな状態に注意してください!

ブヨブヨと柔らかい
切る前から水気が出ている
グズグズに型崩れしている
アルコールのような臭いがする
苦い味がする
表面がシワシワに乾燥している
種の周りが赤くなる場合は、それは安全です!赤くなるのは完熟後であり、腐っているわけではありません。ただし、完熟直後よりも甘みが落ちているため、ジャムなどに加工して食べることをおすすめします^^

一方で、黒や茶色に変色している場合は、キウイは腐っています。皮の表面に黒や茶色の斑点があったり、部分的に変色している場合も、中身が腐っている可能性があります。その場合は捨てることをお勧めします。

また、白カビや青カビが見られる場合も、同様に腐っています。切った時や皮の表面に、白いフワフワした物体や青い粉が付着している場合は、廃棄すべきです。表面にカビが生えていなくても、ブヨブヨしている場合は内部にカビが生えている可能性があるため、注意が必要です。

腐ったキウイを食べると食中毒になるかも?

腐っていたキウイを摂取すると、食中毒と同様の症状が現れることがあります。症状が出ない場合もありますが、腹痛、下痢、嘔吐などの食中毒と同様の症状が現れることがあります。発症するタイミングは食べて数時間後から数週間後まで様々ですので、心当たりがある場合は体調の変化に十分に注意してください。

もし症状が現れた場合は、以下のような対処が必要です。

キウイを吐き出して口の中を水でゆすいだ後、以下に注意して様子を見ましょう。

吐き止めや下痢止めを摂取しない(体外への食中毒菌の排出を早めるため)
水分補給を行う(脱水症状を予防するため。スポーツドリンクや経口補水液が最適)
腐ったキウイを残しておく(保健所の調査に役立つ)
食べた時間や経緯を記録しておく
慌てて指を使って吐き出すことは避けましょう。それにより食道や口内の粘膜を傷つける可能性があります。

症状が強く現れたり、2日経っても改善しない場合は、病院を受診することをお勧めします。特に以下のような症状が現れた場合は、早めの受診が必要です。

強烈な下痢や嘔吐
重度の脱水症状
意識障害
高熱
風邪のような症状(寒気、だるさなど)
血便が出る
病院での診察時には、腐っていたキウイを摂取したことを申告してください。

【キウイの賞味期限】常温と冷蔵庫ならどっちがいいの?

生キウイの追熟は15℃~20℃の環境下で活発になります。未熟な場合は常温保存し、追熟途中や完熟寸前の場合は冷蔵保存すると日持ちします。

常温の場合の保存方法

ポリ袋に何個かまとめて入れ、直射日光やクーラーの当たらない場所に置く。
もしある場合は、りんごやバナナを一緒に入れると追熟が早まります。
冷蔵の場合の保存方法

新聞紙やペーパータオルなどで1個ずつキウイを包み、まとめてポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保存する。
キウイから出るエチレンガスが他の食材に移らないよう、ポリ袋の口は縛ってください。

キウイの食べ頃かどうかの判断方法

生キウイの食べ頃を判断する方法は、握った時の柔らかさで行うことがあります。柔らかさの判断には2つの方法がありますが、どちらの方法でもグニャッと感じる場合は、キウイが食べ頃を過ぎて腐り始めている可能性が高いので注意が必要です。

生キウイを優しく包み込むように持つ: 弾力を感じ、少し柔らかい感触がある場合、それが食べ頃です。硬めで少し酸っぱい味が好きな方におすすめの判断方法です。

生キウイのヘタとお尻の部分を指で挟んで少し力を入れる: 指でキウイを挟んだときに、少しへこむ程度ならば完熟です。この状態では真ん中のデンプン部分まで柔らかくなっており、甘くて柔らかめが好きな方におすすめの確認方法です。

また、色や香りによる判断方法もあります。

色: 皮の色が完熟に近づくにつれて濃い茶色になります。
香り: 完熟に近づくと香りが強くなり、鼻を近づけただけで甘酸っぱい香りが漂います。

皮をむいた生キウイの日持ち日数・賞味期限

生キウイを皮を剥いた後の賞味期限は以下の通りです。

常温: 当日中
冷蔵: 2日~3日
冷凍: 1か月程度

皮を剥くと果肉が空気に触れ、酸化や乾燥が進んで傷みやすくなります。そのため、皮を剥いたり切ったりしたら当日中に食べ切るか、遅くとも翌日中には食べるか、冷凍庫に保存することをおすすめします。

皮をむいたら冷蔵or冷凍【常温保存はNG!】

皮をむいた生キウイは常温で保存できないため、冷蔵保存か冷凍保存になります。

冷蔵の場合:

全体をしっかりラップで包み、冷蔵庫に入れます。
ラップでキウイを包む際には、できるだけ空気を抜いて包んでください。
冷凍の場合:

皮をむいて好みの大きさにカットし、ラップに包んでフリーザーバックに入れます。
冷凍する際に、キウイに砂糖をまぶすと解凍後も果肉の色が維持されます。
冷凍すると食感や風味が変わるので、解凍後はスムージーやヨーグルトなどに混ぜて食べるのがおすすめです。

調理済キウイの日持ち日数・賞味期限

キウイは調理方法によっても賞味期限が変わります。以下に主な調理方法と賞味期限を紹介します。

潰す:

潰した場合もカットと同様に冷蔵庫で2日~3日、冷凍庫で1か月程度の保存が可能です。
漬ける:

砂糖やはちみつなどでシロップ漬けにした場合、冷蔵庫で2日~3日程度の保存ができます。
糖度が高ければ1年は持つ場合もあります。
はちみつやシロップを使ってマリネにする方法もありますが、この場合も3日の保存が可能です。
未熟なキウイから作る場合は1週間後が食べ頃です。
ジャム:

砂糖で煮詰めてジャムにすると、冷蔵庫で2週間程度は保存できます。
糖度が50%以上と高い場合は、数か月の保存も可能です。
キウイから水分が抜けて、雑菌やカビの繁殖が防げるのが長持ちの秘訣です!
乾燥:

水分を抜いてドライフルーツにすると、常温でも1年程度の保存が可能になります。

キウイに関するよくある質問

キウイには明確な摂取制限はありませんが、1日に2個程度が適切です。

キウイには豊富な食物繊維が含まれており、特に水溶性食物繊維が多いため、食べ過ぎると軟便になる可能性があるため、注意が必要です。複数のキウイを食べる場合は、1度にたくさん食べるのではなく、分けて食べるようにしましょう。

また、キウイの白い部分は栄養価が豊富ですので、積極的に食べることをお勧めします。これは胎座と呼ばれ、めしべが変化した部分で、果実化のために多くの栄養を蓄えています。

キウイの甘みを比較すると、下の方が上よりも甘い傾向にあります。上と下で糖度に1%ほどの違いが見られることもあります。したがって、誰かとキウイを分け合う際には、縦に切ると平等ですが、上下に切った場合はこっそり下を取るとより美味しく食べられますよ!

【まとめ】キウイの変色に注意して、美味しく安全に食べよう!

今回はキウイの賞味期限、キウイが変色するとどうなるのか、腐ったキウイを食べた時の対処法について紹介しました。

色の変化によっては、まだ食べられるものと絶対に食べてはいけないものがありますので、注意が必要です。

特に追熟させようとしてしまい、結果的に腐らせてしまわないように注意してくださいね!

キウイは追熟前後で賞味期限や保存方法が異なるため、状態を見極めて保存したり食べたりすることが重要です。

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