生牡蠣にあたる確率はどれくらい?症状や当たるまでの時間についても解説!

季節が移り変わり、生牡蠣の魅力に心を奪われる方も多いでしょう。ただ、その魅力と同様に、心配なのは食中毒にかかるリスクですよね。

しかし、実際には、生牡蠣に食中毒になる確率はどれくらいなのでしょうか?また、潜伏期間や症状が現れるまでの時間はどの程度なのでしょうか?

この記事では、生牡蠣にかかるリスクや、潜伏期間について、詳しく解説します。

生牡蠣であたるウイルス

生牡蠣にあたる確率をお伝えする前に、今回は生牡蠣で引き起こされる可能性のあるウイルスの種類について、まず最初に紹介したいと思います。

生牡蠣による食中毒と一口に言っても、実は季節によって感染するウイルスが異なります。そして、これらのウイルスによって食中毒にかかる確率も異なるのです。

まず1つ目は「腸炎ビブリオ」です。これは夏によく見られる食中毒で、潜伏期間は10~20時間と言われています。症状としては、激しい腹痛、下痢、嘔吐、そして発熱が挙げられます。腹痛は非常に激しく、脱水症状に陥りやすいため、注意が必要です。稀に、唇が紫色になるチアノーゼと呼ばれる症状が起こることもあります。ほとんどの場合、2~3日で回復しますが、下痢が2週間程度続くこともあります。

次に、「貝毒」です。これは春から夏にかけてよく見られる食中毒で、潜伏期間がやや長めです。貝毒には麻痺性貝毒と下痢性貝毒の2種類があります。

麻痺性貝毒の潜伏期間は30分であり、比較的早く症状が現れます。症状としては、唇の痺れから始まり、全身に広がる麻痺が挙げられます。重症の場合、嘔吐、頭痛、運動障害、呼吸困難に至ることもあります。

一方、下痢性貝毒の潜伏期間は30分~4時間であり、症状が早く現れる場合もあれば、3~4時間遅れて発症する場合もあります。主な症状は激しい下痢、吐き気、嘔吐、腹痛ですが、ほとんどの場合、3日以内には回復します。

また、「大腸菌」も要注意です。これは最近では牡蠣による腸炎の原因となりますが、ほとんどの業者が紫外線照射した殺菌海水で牡蠣を洗浄しているため、感染リスクは低いです。症状は激しい下痢、吐き気、嘔吐、腹痛です。

最後に、「ノロウイルス」です。これは冬に発生しやすく、少量でも感染しやすい特徴があります。潜伏期間は24~48時間であり、急激な吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、高熱が主な症状です。基本的には1~2日で回復しますが、ほとんどの場合、3日以内には治ります。

生牡蠣にあたる確率

一般的な見解や通説によれば、生牡蠣を摂取した際に食中毒になる確率は、およそ15個に1個程度と言われています。

この理由は、生牡蠣に感染するウイルスのほとんどがノロウイルスであるためです。腸炎ビブリオ、貝毒、大腸菌、そしてノロウイルスの4つのウイルスが牡蠣から感染する代表的なものですが、他の3つが細菌であるのに対し、ノロウイルスはウイルスであり、牡蠣内で増殖するのではなく、摂取した人の体内で増殖します。そのため、体調がすでに悪い状態で摂取すると発症しやすいのです。

しかも、他の細菌と比べて、牡蠣内での駆除が非常に難しいと言われており、このノロウイルスを持った牡蠣に遭遇する確率が15個に1個程度とされています。この確率については、実際に15個の牡蠣を摂取しても必ずしも食中毒になるわけではないと感じるかもしれませんが、これはあくまでノロウイルスを持った牡蠣に遭遇する確率の話です。

実際にノロウイルスに感染するかどうかは、その時の体調や相性、耐性などさまざまな要因に左右されるため、正確な確率を知ることは難しいです。特に高齢者や幼児は免疫力が低下しているため、感染しやすく、また症状が長引くこともあります。

また、あまり知られていないのですが、妊娠中の女性も注意が必要です。妊娠中は通常よりも免疫力が低下しているため、生牡蠣だけでなく、ウイルスや細菌に感染しやすい状況にあります。ノロウイルスに感染した場合、胎児への影響は少ないとされていますが、激しい下痢や腹痛により子宮収縮が起こる可能性があり、流産や早産のリスクが高まることがあるため、妊婦は生牡蠣を避ける方が良いでしょう。

牡蠣に感染しやすい人とそうでない人がいると聞くこともありますが、このような理由があるためです。実際に発症するかどうかは分からなくても、ノロウイルスを含んだ牡蠣を15回に1回摂取していると考えると、交通事故で怪我をする確率よりも高いということも理解されるでしょう。

しかし、この確率が高いと感じるかどうかは、個人の感覚によるものです。

生食用と加熱用の違い

牡蠣の生食用と加熱用の違いについてご存知ですか?

実は、これは鮮度の違いではなく、洗浄の有無による違いなのですが、まだまだ多くの人が鮮度の差だと思っているため、加熱用の牡蠣を生で食べる人が後を絶ちません。

【生食用牡蠣】は、保健所が指定した清潔な海域で採れた牡蠣であり、紫外線殺菌された海水を用いて牡蠣の体内から毒素を取り除いたものです。

一方、【加熱用牡蠣】は、保健所が指定した海域以外の場所で採れたものであり、河口や沿岸など栄養豊富な海域で育ったため、栄養素が豊富で旨味が凝縮されています。

加熱用の牡蠣は、85℃以上で90秒以上加熱すると、食中毒の原因菌やウイルスが死滅すると言われていますので、生食用を生で、加熱用をしっかりと加熱してから食べることが重要です。

しかし、ノロウイルスを含む牡蠣は15個に1個の確率で紛れ込んでいるため、やはり加熱して食べるのが無難です。

興味深いことに、生食用の牡蠣は洗浄する際に旨味成分や栄養素が流れ出てしまい、味が落ちると言われています。そのため、本当に美味しい生牡蠣を食べるのであれば、加熱用の牡蠣を生で食べるのが良いとされています。

ですが、これはかなりリスキーな行為ですので、絶対に真似しないでくださいね!笑

まとめ

生牡蠣による食中毒の確率は15分の1と言われています。この食中毒の原因のほとんどはノロウイルスです。ただし、加熱用の牡蠣は絶対に生で食べてはいけません。

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