私は時折、自分で作るドライフルーツ入りのマフィンが大好きです。しかし、焼きあがったと思ってオーブンから出したマフィンが、なんと生焼けだったりすると、がっかりしますよね。
時間がないと焦ってしまい、ついつい生焼けになってしまうことがあります。でも大丈夫、この記事ではそんな生焼けマフィンの対処法や、簡単な焼き直し方法、そしてなぜ生焼けになってしまうのか、その原因についてご紹介します。
マフィンが生焼け!食べれるか見分け方は?
マフィンが生焼けかどうかをチェックする最も簡単な方法は、竹串を使ってみることです。
焼き立てのマフィンの中央に、竹串や楊枝を水平に差し込んでみます。
竹串を引き抜いたときに、液状のマフィン生地が付着していれば、それは生焼けの証拠です。
オーブンはマフィンの外側から内側へと熱を伝える構造になっています。
焼く時間が短いか、焼く温度が高いと、外側だけが焼けて中が生焼けになりやすくなります。
また、しっかり焼けていない場合、マフィンはずっしりと重く感じます。
見た目は焼けているようでも、焼く前の重さに近い場合は、それが生焼けの合図です。
マフィンが生焼けだったら焼き直しはどうすればいい?
焼きあがってすぐに生焼けだと気づいた場合、余熱が残るオーブンの中に入れて5分ほど待ってみましょう。
しかし、焼きあがってから時間が経ってから気づいたら…?
完全に冷えたオーブンを再び温めるのは手間ですし、焼き色が付いている場合はさらなる焼き過ぎに注意が必要です。
そのような場合には、電子レンジを活用しましょう。
電子レンジは食品の内部から加熱する性能がありますので、生焼けのマフィンの再加熱に最適です。
まずは、600Wの電子レンジで30秒から1分ほど温めてみます。
竹串や楊枝で中を確認し、生地がついている場合はさらに30秒から1分ほど加熱します。
一度に長時間加熱するとパサパサになる可能性があるので、少しずつ加熱することがポイントです。
また、電子レンジで温める際はラップを使わないようにしましょう。
なぜなら、ラップで包むと焼き色がついた表面が水っぽくなる可能性があるからです。
あくまでも内部を温めるために、ラップなしで加熱することをおすすめします。
マフィンが生焼けの原因は?
マフィンが生焼けになる原因について紹介しましたが、なぜそうなってしまうのでしょうか?
生焼けの原因は、大まかに言うと「水分が多すぎるから」なんです。
マフィンには、意外と多くの水分を含む卵や牛乳などが使われています。これらは小麦粉をふくらませるために必要な水分であり、バターなどの油分はオーブンの熱を上げ、焼き上げるのを助けます。
ところが、生地に含まれる水分が多すぎると、生地がうまく温まりません。焼ける過程で水分が適切に蒸発しないため、卵や牛乳の風味も引き立たず、マフィンが水っぽくなってしまうのです。
マフィンは材料をさっくり混ぜて焼くという簡単なイメージですが、実際には材料の計量が重要です。
また、チョコレートやフルーツなどの湯煎や生の材料を加える場合も、計量に注意が必要です。これらの材料に含まれる油分や水分によってバランスが変わるためです。
美味しく焼き上げるためには、プレーンのマフィンのレシピに加えたい材料を組み合わせたレシピを探して参考にすることが重要です。
マフィンが生焼けのときの対処法 まとめ
焼き上がったマフィンの中央に竹串か楊枝を差し込んで、どろっとした生地が付いてきたら、それは生焼けの兆候です。
マフィンが生焼けの場合は、オーブンがまだ温かいうちに5分ほど焼き直すことができます。
それとも、電子レンジを使用して30秒から1分ずつ加熱していく方法もあります。
材料が十分に量られていないと、マフィン生地の水分量が増えて生焼けになりやすくなります。
ですので、手間はかかりますが、材料の計量はしっかり行うことで失敗を減らすことができます。