ゴーヤのシャキシャキした食感は魅力的ですが、一度冷凍して解凍すると、ブヨブヨになってしまうのではないでしょうか?
しかし、適切な方法で冷凍し、調理することで、冷凍したゴーヤでも美味しくいただけます。
水分をしっかりと切り、空気に触れさせないように注意し、短時間で調理することが重要です。
冷凍する際のポイントや、冷凍ゴーヤを使ったおいしいレシピを紹介します。
ゴーヤを丸ごと冷凍すると美味しく食べられない!
ゴーヤを丸ごと冷凍するのはおすすめできません。
冷凍されたゴーヤは切るのが難しく、解凍後はブヨブヨになってしまいますね(^^;)
包丁でスライスしてから冷凍保存すると、調理が楽になります。
調理がスムーズに進むように、ワタや種を取り除き、薄くスライスしましょう。
ゴーヤの本来の苦みを残したい場合は、生のまま冷凍します。
逆に苦みを抑えたい場合は、茹でてから冷凍すると良いでしょう。
さらに、ゴーヤを冷凍する際には、2つの重要なポイントがあります。
まず1つ目は、水分をしっかりと取り除くことです。
水分が残ったまま冷凍すると、解凍後にブヨブヨとした食感になってしまいますので、薄くスライスしたらキッチンペーパーで水分をよく吸い取ります。
2つ目のポイントは、空気に触れさせないことです。
水分を取り除いたら、ジップロックの袋などにできるだけ重ならないように広げ、チャックをしっかり閉じてから冷凍します。
空気に触れると、冷凍焼けが起こり食感や風味が損なわれる可能性がありますので、注意が必要です。
ゴーヤだけでなく、すべての食材において冷凍焼けは起こり得ることを覚えておきましょう。
冷凍ゴーヤのおすすめレシピはチャンプル!
冷凍ゴーヤを使用する場合、調理時間を短くすることで、ブヨブヨとした食感を避けることができます。
ゴーヤといえば、代表的なレシピとしてゴーヤチャンプルがありますね(^^)
冷凍ゴーヤを使用したゴーヤチャンプルのレシピをご紹介します。
【材料】
1本分の冷凍ゴーヤスライス
ハム(お好み)
卵 1〜2個
塩こしょう 適量
醤油 適量
ハムには塩気があるため、塩こしょうや醤油は少なめでも大丈夫です。
ハムの代わりに豚肉を使ったり、豆腐を加えたりして、チャンプルのアレンジを楽しむこともできます。
【作り方】
炒り卵を作り、皿に取り出しておきます。
適当な大きさに切ったハムをフライパンでこんがり色がつくまで炒めます。
冷凍ゴーヤを凍ったまま加え、内部がしっかり温まるまで加熱します。
塩こしょうと醤油で味付けし、炒り卵を加えてざっくり混ぜます。
ゴーヤを冷凍した後天ぷらして美味しくいただくには?
冷凍ゴーヤを使って、サクサクとした美味しい天ぷらを作ることができます。
調味料は塩だけでも、箸が止まらないほどの美味しさですね(^^)
1本分の冷凍ゴーヤのスライスで作れるレシピをご紹介します。
【材料】
冷凍ゴーヤのスライス
片栗粉 適量
塩 適量
【作り方】
冷凍したゴーヤを水にさらし、キッチンペーパーで水分をしっかり取り除きます。
清潔なポリ袋にゴーヤと片栗粉を適量加え、まんべんなく粉をまぶします。
熱した油でゴーヤを揚げます。
好みの量の塩を振ります。
揚げたてを食べるのが本当に美味しいので、食べる直前に揚げるのがおすすめです。
また、カレーパウダーやガーリックパウダーなどをふりかけると、違った美味しさが楽しめますよ。
ゴーヤを冷凍するなら塩もみすれば苦味を抑えられる!
ゴーヤをたくさんいただいたら、塩もみして冷凍保存するのがおすすめです(^.^)
塩もみすることで、ゴーヤの苦味が和らぎます。
下ごしらえをしてから冷凍保存するので、必要な分をサッと使えて便利です♪
メインのおかずができたけど、あと1品副菜が欲しい時にも大変重宝します。
塩もみゴーヤの作り方とパスタレシピをご紹介しますね。
用意するものはたったの3つしかありません。
【材料】
ゴーヤ
塩
ジップロック
ゴーヤ1本に対して、小さじ1程度の塩を目安にします。
ゴーヤを縦半分に切り、ワタと種を取り除きます。
ワタが多いと苦味が強くなるので、苦味を嫌う場合はしっかりと取り除きましょう。
薄切りにしたゴーヤを水洗いし、キッチンペーパーで水気をしっかり取り除きます。
ゴーヤがたくさんある場合は、スライサーを使うと便利です。
ジップロックにゴーヤと塩を入れ、チャックを閉めて手で揉みます。
2〜3日程度で食べきる分なら、冷蔵保存でOKです。
塩もみのゴーヤを冷凍する場合は、1ヶ月を目安に食べ切るようにしましょう。
長期間の冷凍保存はできませんのでご注意ください。
では次に、冷凍塩もみゴーヤを使ったパスタのレシピをご紹介しますね。
パスタにゴーヤ?と思うかもしれませんが、美味しいのでぜひお試しください。
【材料(1人分)】
パスタ 100g
冷凍塩もみゴーヤ 1/4
ベーコン 1枚
ニンニク 適量
鷹の爪 適量
オリーブオイル 適量
塩こしょう 適量
作り方はシンプルです!
パスタをアルデンテに茹でている間に、ソースを作ります。
熱したフライパンにオリーブオイルを加え、みじん切りにしたニンニクと輪切りにした鷹の爪を炒めます。
香りが立ったら細切りにしたベーコンを加え、よく炒めます。
ベーコンに焦げ目がつくくらいまでしっかりと炒めると、美味しく仕上がります。
塩もみ冷凍ゴーヤを加え、サッと炒めてアルデンテに茹でたパスタとソースを絡めます。
塩こしょうで味を調え、ゴーヤに火が通ったら完成です。
食欲がない暑い日でも、ペロリと食べられる美味しさです。
ゴーヤパスタは様々なアレンジができます。
高菜漬けを細かく刻んで加えたり、ベーコンの代わりにウインナーや豚バラ肉を使っても美味しく仕上がります。
冷凍ゴーヤのおひたしもおすすめ!
おひたしの食材といえば、ほうれん草や小松菜を想像する方が多いかもしれませんが、
ゴーヤのおひたしと聞いて、驚かれたかもしれませんね。
おひたしは、茹でた青菜などにかつお節と醤油などをかけた料理ですが、冷凍ゴーヤを使って作ることもできます。
作り方はシンプルですが、茹でたシラスを加えたり、アレンジを楽しむこともできます。
まずはじめに基本となる冷凍ゴーヤのおひたしレシピをご紹介します。
【材料】
冷凍ゴーヤ お好みの分量
かつお節 1パック
醤油 適量
鍋でお湯を沸かし、凍ったままの冷凍ゴーヤを入れます。
冷凍ゴーヤに火が通ったら、お湯から引き上げます。
長く煮ると、ゴーヤ特有の歯ごたえがなくなるので注意してください。
お皿にゴーヤを盛り付け、かつお節をふりかけます。
最後に、醤油をお好みの量かけていただきます。
醤油の代わりにポン酢を使うのもおすすめです。
次に、おすすめのアレンジをご紹介します!
ツナマヨアレンジ
茹でた冷凍ゴーヤが冷めたら、ツナを適量加えて、醤油とマヨネーズで味付けします。
醤油とマヨネーズは、かつお節との相性が抜群です。
韓国のり胡麻油アレンジ
韓国のりの甘辛な味わいと、胡麻油の豊かな香りが、ゴーヤとよく合います。
冷や奴の上に乗せても、とても美味しいです。
さいごに
冷凍するとブヨブヨで不味くなると心配されているゴーヤですが、ポイントをしっかり守ることで美味しく食べることができます。
今回ご紹介したゴーヤの素揚げは特に美味しいので、揚げたてをご家庭でお楽しみください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。